5月20日 オスもメスもグッタリしてるように見えました。気温も高くなってきています。それでもいつものように交代してオスは卵の見張り番をし、メスも卵を抱きつづけていました。これは本能なのでしょうか?卵がある限りいつかはヒナが孵ると信じているかのように、決して孵らぬ卵を放棄することなく黙々とひたすら温めています。卵には無数のハエが群がっていました。もう限界なのでは・・・
オス メス


5月22日 巣はもぬけの殻となっていました!一体何があったのでしょうか?

毎日白鳥を観察し何かとお世話をしていられる方によると、メスがほんの少し巣から離れた時があったそうで、その隙に卵を取り払ってしまったそうです。   ウ〜〜ン・・・果してもはや孵らぬ卵と悟って巣から離れたかどうか?、、、白鳥がいつ?どんなタイミングで卵を諦めるのか、放置するのか、処分するのか?白鳥自身にもう少しお任せした方が?・・・と、そんな気もしないではないです。ここでは限られた範囲内ではありますが、白鳥自身で産卵場所を選び、子育ても出来るよう、なるべく自然界に近い環境で管理・保護されています。たまたま今回は人間が接近し易い場所だったので何かと手出しをするのも白鳥への愛情に違いありませんけれど。。。人間によって飼育・保護されてきたコブ白鳥はやはり人間が手を差し伸べてやるべきなんでしょうね。


卵を失ったメスはまだ元気がなくエサもあまり食べないようです。オスがかばうようにピッタリ寄り添っていました。行動範囲もまだ狭いようです。時折、オスは縄張りの”見回り”に威嚇しながら他の白鳥達を追っ払いに遠征して行きます。今のところ、このオスに勝る者はおらず、遠くからでも姿を見かけただけで一目散に逃げて行ってしまいます。その中には一年前にこのカップルから誕生した子白鳥もおり、今では親でも子でもない独立した「若者」に成長しています♪
今年はヒナを見ることは出来なかったけれど、きっとまた来年には可愛い親子の姿が見られることでしょう♪
目の前で観察出来たことに感謝します。ありがとう♪

左がメス

コブ白鳥back